大腸内視鏡検査は、苦痛がなく、手軽で安心
大腸の検査には、バリウムを用いる注腸検査と、カメラを用いる大腸内視鏡検査の二つの検査方法がありますが、当院では後者の方法を最優先に行っております。大腸癌の多くのものは、ポリープが進行したものと考えられております。早期発見・早期治療でポリープを切除することによりほぼ100%大腸癌を防ぐことができます。だからこそ当院の苦痛が少なく安心な大腸内視鏡検査をお薦めします。
大腸内視鏡検査とは、電子内視鏡により腸の内部を拡大観察する検査。
従来より行われてきたバリウム検査との大きな違いは、専門医の目で大腸内部を直接観察できる点にあります。
そのため、従来の検査では発見することが困難であった、数ミリ程度の小さな病変や、また隆起のない病変をも発見できることが特徴です。
内視鏡検査の結果、ポリープが発見された場合、同時映像で患者さんに見ていただき、患者さんの同意をいただければ、すぐ切除することができます。
ただし、 大きさ・形により切除範囲が大きくなる場合は、入院が必要になることや紹介させていただくこともあります。
今までの検査方法では、大腸の中を空っぽにするために、検査前日は消化のいい食事にしていただきます。当院は前日寝る前の下剤の服用と検査当日の朝1,000mlの下剤の服用だけで大丈夫です。
当院の内視鏡検査の場合は、当日朝の食事制限だけで、検査終了後は食事をとって頂いて大丈夫です。
しかも直接検査に要する時間は20~30分程度と、極めて短いことも、内視鏡検査ならではの特徴です。
また、ポリープが発見された場合の切除手術を含めても、所要時間は40~50分程度で済みます。
手術後のケアも極めて楽で、ほとんどの方は外来だけでご帰宅いただけます。
当院では、感染予防、安心・安全の検査をお受けいただくために内視鏡検査器具の消毒・殺菌を徹底して行なっております。
電話か来院の上、お申し込み下さい。電話での予約が混雑している場合は、来院していただき、ご相談ください。
TEL 052-701-1121
朝食・昼食・夕食は消化のいい食事をしてください。食事内容の詳細は来院された時にスタッフより説明させていただきます。
便秘の方や便のでが心配な方は、大腸検査用の食事も用意できますのでお気軽にお尋ねください。
自宅で朝下剤を飲んできていただきます。下剤以外にもなるべく水分摂取していただき、便を5回以上出していただきます。透明な水様の便になれば完了です。
予約時に来院時間をお知らせしますので、その時間に受付の所へお越しいただき職員の指示をお待ち下さい。
更衣室にて検査着に着替えていただき、内視鏡検査室に移動し検査を開始します。
内視鏡挿入時にはリラックスしていただき、カメラの映像をその場(同時映像)で見ていただきます。リアルタイムに画像を見て医師の説明を聞きながら丁寧に観察していきます。異常があれば直ちに説明を行い、異常がなければ検査は終了となります。
検査中でもご質問があればご遠慮なくお聞き下さい。
大きさ・形および場所により異なりますが、切除可能なポリープであれば、直ちにカメラで切除(ポリペクトミー手術/内視鏡的大腸ポリープ切除術)します。ほとんどの方は日帰りでポリープ切除が出来ます。
大きなポリープを切除した場合は、大腸検査後食をお渡しすることもあります。
検査終了後は、休憩室で30分程度休憩していただきご帰宅ください。
ポリープを切除した場合、良性か悪性かの組織検査の結果が14日前後に出ますので、再度ご来院ください。